「ツールームテント」はファミリーやグループでのキャンプにぴったり!

ツールームテントはどんなテント?

キャンプ場で活躍してくれるテントには、ロッジ型やベル型、ワンボール型など様々な形状があります。
その中の一つに、ツールームテントというものがあります。
ツールームテントとは、フライシートの中にインナーテントがビルトインされていて、テントを張ると中に2室を確保できるという便利なテントです。
多くの場合、寝室とリビングルームとして使い分けることができます。

ツールームテントは、ファミリーなど複数人でのキャンプに適している他、数日間のキャンプにも便利です。
多くのテントメーカーからツールームテントがラインナップされていますが、それぞれサイズが異なる他、リビングルームとして利用する空間をオープンにできるかどうかなど、機能面でも若干の違いがあります。
実際にキャンプしているシーンをイメージした上で、ぴったりの製品を選びたいものです。

ツールームテントのメリット

ツールームテントの1つ目のメリットは、タープが不要という点です。
通常のテントではテント内を寝る場所として使うことが多いため、くつろぐりリビングスペースを確保するためにテントのすぐ隣にタープを張らなければいけません。
しかしツールームテントなら、タープがテントと一体化しているので、あれもこれも設営したり撤収する必要がないというメリットがあります。

2つ目のメリットは、リビング空間を広く確保できるという点です。
ビルトインされているリビング空間が十分に広いため、タープが必要ないと考えれば分かりやすいかもしれません。

3つ目のメリットは、寝室部分をプライベートな空間として活用できるという点です。
リビング空間とはファスナーで開閉できますし、中で着替えをしたり、寝る時なども他人の視線を気にすることなくプライベートな空間を確保できます。

4つ目のメリットは、天候に影響を受けづらいという点です。
特に寝室に関しては、ファスナーを開けた状態でも前室があるため雨が吹き込んできづらいというメリットが期待できます。
雨が降りやすい季節のキャンプなどでは、ツールームテントは大活躍してくれるでしょう。

ツールームテントのデメリット

ツールームテントにはいくつかのデメリットがありますので、購入する際にはデメリットも理解した上で選びましょう。
1つ目のデメリットは、重量があるという点です。
ツールームテントはテントとタープが一体化しているので、かさばりますし重さもあります。
テントとタープを別々に設営する場合と比べると、どうしても設営の際に腕力は必要です。

2つ目のデメリットは、かさばるために乾燥させる作業が面倒という点が挙げられます。
表面積が大きいため、洗って乾かす作業をどこで行うか、頭の中でシミュレーションした上でツールームテントを購入するかどうかを決めたいものです。