テントの中でぐっすり眠れる方法

テントの中で安眠できない理由とは?

テントの中で安眠できない1つ目の理由は、床面が快適ではないというものです。
できるだけ平坦な場所を選んでも、地面がデコボコしていたり砂利だったりするとどうしても不快ですし、地面が傾いていると寝づらかったりもします。

2つ目の理由は暑さや寒さによるもので、テント内は自宅の寝室のように冷暖房で快適な空間を作ることはできません。
夏のキャンプならどうしても夜間でも暑いと感じたり、湿度でジメジメして不快かもしれません。
一方、冬のキャンプでは寒くて眠れないということもあります。

3つ目の理由は、周囲の音や明かりです。
キャンプの際にはテントの中と言ってもやはり屋外なので、周囲の動きには敏感になっているものです。
もしもテントを張っている場所がトイレや炊事場の近くだと、そうした音がうるさくて眠れないことがあるかもしれません。
また、人の話し声やランタンの明かりが気になるという人もいるでしょう。

4つ目の理由は自然音です。
風が吹いて木がザワザワしたり、テントやタープに風が当たって発生する音などもあるでしょう。
こうした音に慣れていない人にとっては、音が気になって眠れないとか、すぐに目が覚めてしまうかもしれません。

テント内でぐっすり眠るコツ

キャンプをして快適に眠るためには、いくつかのコツやポイントを覚えておくのがおすすめです。
熟睡することはできなくても、睡眠の質を上げることは、工夫次第で可能です。
1つ目に試してみたいコツは、テントを設営する場所をじっくり選ぶという点です。
基本的にはフラットで凹凸が少ない場所を選ぶのがおすすめですが、万が一雨が降った時の浸水を避けるため、低地を選ぶことも避けましょう。

雨が直接かからないようにと、木の下にテントと設営する人は意外と多いものです。
確かに、紫外線の影響を受けづらいというメリットはあるものの、雨が降ると雨粒が滴って落ちてきたり虫も落ちてきたりと、不快な面も少なくありません。
キャンプに慣れていない人は、木の下は避けたほうが無難です。

2つ目のコツは、床面はできるだけレイヤーを作るという点です。
テントを設営する際には、テントの下にグラウンドシートを敷き、地面からの冷気が上がってくることを防ぎましょう。
さらにテントの内部には厚めのインナーマットを敷くことで、床面の断熱作用が期待できるだけでなくクッション性も得ることができ、テント内の快適さがアップします。
見た目をアップするためには、インナーマットの上にラグやブランケットを敷くことで美観も良くなります。

3つ目のポイントは、寝る時にはアイマスクや耳栓を使うという方法です。
音と光をある程度遮断することで、睡眠の質を高めることができます。
ただし、普段から耳栓やアイマスクを着用し慣れていない人は、かえって眠れないと感じることがあります。
その場合には付け心地が良いアイテムを厳選したり、キャンプの前に使い慣れておくなどの準備をすると良いでしょう。