アウトドアに欠かせないチェアの選び方

チェアを種類で選ぶ

アウトドアに欠かすことができないチェアは、大きく4つの種類に分類できます。
1つ目のハイチェアは、座る面の高さが約40cmぐらいと高く、腰を大きく落とすことなく座れる点が大きな特徴です。
普段自宅で使っている椅子やソファのような感覚で座れるため、疲れにくいというメリットが期待できます。
このタイプは、座って食事や調理をしたい時にはとても便利ですが、収納する際にかさばりやすいというデメリットもあります。

2つ目のローチェアは、イメージとしては座椅子のような感じで、足を延ばせるという点が魅力です。
座面の高さは床面から20~30cm程度で、焚火を楽しみたい時やテントの中で使いたい時に適しています。
子供やペットと一緒にアウトドアを楽しむなら、ローチェアを選ぶことで目線を合わせやすいというメリットも期待できます。

3つ目のスツールは、背もたれがない一人掛けチェアです。
コンパクトに収納できるだけでなく、軽量タイプが多く持ち運びやすいという点が大きな魅力です。
ハイチェアやローチェアと比較して座面が小さめのタイプが多く、チェアとして使う以外に荷物を置く場所として使うこともできます。

4つ目は、複数人が一度に並んで腰かけられるベンチです。
ベンチと言っても折りたたんで収納できるタイプで、2人掛けや3人掛けが一般的です。
小さな子供と一緒にキャンプへ出かける際には、子どもと並んで座れる点が大きなメリットと言えるでしょう。

ベンチタイプは、一般的に座面は低く安定感があります。
バーベキューのコンロやアウトドア用のテーブルとも相性が良く、活用できる幅は広いタイプです。

携帯性で選ぶのもアリ

アウトドアでは、ニーズや目的に合わせて適切なタイプを選ぶのがおすすめです。
例えば車やバイクのすぐそばにテントを設営できる場合なら、それほど重量や携帯性を気にする必要はないかもしれません。
複数泊するキャンプなら、携帯性よりも快適性で選びたいという人は多いでしょう。
しかし、登山やトレッキングのようにチェアを携帯して移動する場合、できるだけコンパクトに収納できることや軽量で持ち運びが苦にならないことは、チェア選びにおいて大きなポイントとなります。

チェアの中には、折りたたみ式でさっと開閉できるタイプもあれば、テントのように設営が必要なタイプもあります。
使い勝手や手間なども考えながら、ニーズや目的にピッタリのタイプを選びたいものです。

耐荷重も要チェック

アウトドア向けのチェアには、それぞれどのぐらいの重さに耐えられるかという耐荷重が設定されています。
全般的には80kgから100kgぐらいまでの耐荷重が多いのですが、大柄な人だとチェアの耐荷重では十分でない可能性があります。
チェア選びでは、できるだけ余裕のある耐荷重のモノを選ぶのが良いでしょう。