さまざまな場所で大活躍!ハンモックの種類と使い方

ハンモックにはどんな種類がある?

ハンモックはもともと、気温の高い南米で誕生したアイデアアイテムです。
風がなくじっとりと暑い日でも、ハンモックに揺られると空気の流れを感じることができ、涼しいと感じられるアイテムです。
また、ハンモックの素材やスタイルを選べば、肌寒い日にはハンモックに乗ることで温かいと感じることもできます。
ハンモックは、使われている地域によってスタイルや機能が異なりますが、機能性や使用目的の点では大きく3つの種類に分けられます。

1つ目は、寝ることを目的としたハンモックです。
ネットや布を素材としているものが多いのが特徴で、中には収縮性に優れた手編みタイプもあります。
ネット素材は風通しが良く涼しさは抜群ですが、寒い時期には適していないという点、また編み目に引っかかりやすい小さな子供の使用には向いていません。

布タイプは、ネットタイプよりも通気性の面では悪くなりますが、ポリエステルやコットン素材が使われており、隙間がないのでプライバシーを確保できる点が大きな特徴です。
年間を通して使えるだけでなく、洗濯しやすいという点もこのタイプのハンモックのメリットと言えるでしょう。

2つ目の種類は、座ることを目的としたハンモックです。
椅子型になっているのが大きな特徴で、屋外使用だけでなく屋内でインテリア雑貨として利用することも可能です。
ハンモックを支えるスタンドとセットになっていることが多く、利用しない時には折りたためるタイプも数多くあります。

3つ目の種類は、ベビー用ハンモックです。
これは欧米で多く利用されているタイプで、スタンドとセットで購入できます。
スリングの中で寝ている赤ちゃんをベビーベッドへ移す際、平坦なベッドでは赤ちゃんが起きてしまうことが少なくありません。
しかし体重によって自然なカーブを描くハンモックなら、赤ちゃんを起こすことなくベビーベッドの代替として利用できます。

ハンモックの使い方

ハンモックは、間違った使い方をすると転倒などケガをするリスクが高くなってしまいます。
そのため、適切な使い方を覚えることがとても大切です。

まずハンモックに乗る際には、あらかじめハンモックの中央部分に手を置いて大きく広げましょう。
その状態で、ハンモックのバランスを取りながら腰を下ろします。
腰が深く沈むので、体を安定させてから足を片足ずつハンモックの上に乗せましょう。

ハンモックから降りる際には、まずハンモックが揺れていない状態の時に片足をゆっくり降ろしましょう。
この時、体がバランスを崩すと転倒してしまうので要注意です。
片足を地面につけて安定させたら、ハンモックを両手で抑えながら揺れないように注意し、体を起こして向きを変えてからゆっくりと降りてください。