焚き火の薪づくり

たき火

倒木や落ちている枝を拾い集める

キャンプをする時には多くの場合、ガスなどの燃料を持っていって、それで火を起こしますが、たまには薪を使って焚き火をしたいと思う時もあります。
やはり焚き火を使って料理をすると気分も違いますし、暖を取ったり、焚き火の周りに座ってのんびりしたりするのも楽しい時間となります。
焚き火をするにあたっては、いかに燃えやすい薪を調達できるかというのが重要なポイントとなってきますので、薪づくりの方法も学ぶ必要があります。

薪を作ると言っても、普通は生えている木を切り倒してそれを使うというわけにはいきませんので、山の中に落ちている枝や倒木などを拾い集めて使うことになります。
落ちている木の方が、生えている木よりも乾燥していることが多いので、焚き火をするには適しているという事情もあります。
枯れ枝や倒木を拾う時には、なかなか折ることができない生木よりも、パキっと簡単に折れるようなものの方が乾燥していますので、折ってみながら良い枝を選ぶようにしましょう。

小さなアックスやのこぎりを使って薪を作っていく

手ごろなサイズの枯れ枝などがたくさん集まればベストですが、実際にはそのようなわけにはいきません。
そこで、薪づくりのために小型のアウトドア用のアックスや折りたたみ式ののこぎりを持っていくと良いでしょう。

それほど太くなく、短く切るだけで薪になるものは、折りたたみ式ののこぎりで切っていきます。
切る時には、太目の倒木などを台にして切ると力も入れやすいですし、より速く切っていくことができます。

太い倒木を薪にしたいのであれば、アックスの出番です。
地面の上に直接置いて斧で割ろうとすると、柔らかい地面がクッションのようになって、あまり上手に割れませんので、やはり倒木や切り株などの上に木を置いて割るようにしましょう。
両足を肩幅より少し開いて、頭の上から真下にアックスを振り下ろすようにして木を割っていきます。

のこぎりを使う際にもアックスを使う際にも、滑り止めのついた軍手を使うようにしましょう。
木の皮や節などで指を怪我しないために必須です。

焚き木やかまの形を工夫すれば長い木でも使える

焚き木をしたいけれどものこぎりやアックスを持っていくのを忘れてしまったということもあります。
そのような時は、焚き木の形やかまの形を工夫して、長い木のままでも燃やせるようにしましょう。
木を組む時には少し高めにしてより立体感が出るようにしたり、長めにかまを作ることで、短い薪を作らなくても火を起こして管理することができます。

ガスなどの燃料を使うよりも格段に労力と時間がかかりますが、やはり焚き木をする魅力はとても強いものがあります。
上手に薪を作って楽しく焚き木を囲めるようにしましょう。