キャンプ初心者は刮目せよ。ペグ&ロープ周辺のテクニック特集

ペグ打ち

ペグの材質を選ぶ

タープやテントを張るのに欠かせないのがペグです。
ペグはあまり注目されない道具ですが、タープやテントを安定させるのにとても重要な役割を果たしていますので、アウトドアの上級者はペグの選定にもこだわっています。

たとえば、ペグの材質です。
テントに最初から入っているペグでも良いのですが、中にはあまり硬度のない材質が用いられていることがあって、ハンマーで叩いたり使用後に地面から抜いたりするときに曲がってしまうことがあります。
また、硬いところに打ち込もうとすると先端が曲がって使い物にならなくなってしまうこともあります。

そこで、チタンや鋳造性の硬いペグを選ぶようにしましょう。
確かにこうしたしっかりとした材質のものは値段も張りますが、それだけの価値が十分にあって、かなり長持ちしますので、使いやすさや耐久性を考えると結果的にお得になるものです。

ペグもロープも複数用意してシーンに応じて使い分ける

キャンプをするところや設置するアイテムによって、ペグやロープを使い分ける必要が出てきます。
たとえば、タープなどの風の力をまともに受けやすいものを張る時には、テントに使うものよりも長めのペグを用意してしっかりと固定できるようにします。
テント用であれば長くても20センチ程度で十分ですが、タープの場合は30センチくらいは欲しいところです。

また、砂地などの地面が緩いところでは、ペグをダブルで刺してロープを回すなどの工夫が必要となりますので、より多くのペグが必要となります。
同時にロープもそれぞれのシーンにあった長さのものが必要となりますし、太さも変えることが求められることがあります。
たとえば、地面にペグを刺せないような状況では、大きな石や木にロープをくくりつけることになりますが、その場合には少し太めのロープの方が適しています。

いろいろな工夫をして快適にキャンプを過ごせるようにする

より快適かつ安全にキャンプをするためには、ロープ周りの視認性を良くすることが重要です。
というのも、夜に外に出る時、ロープに引っかかってしまって転んでしまうことがありますし、特に子供はロープにつまづいてしまう危険性が高いと言えます。
そこで、ロープにライトを装着したり、蛍光色に塗装されたロープをしたりして、視認性を高めるという工夫がほしいものです。

もし、子供がいるなら、ロープに風船やきれいな飾り付けをすることで、見た目の向上にも雰囲気を盛り上げることにもなります。
より楽しくキャンプ生活を送るためにも、ペグとロープの使い方に工夫を凝らすようにしましょう。
最初はテントそのものや調理器具などばかりに目が行ってしまいますが、意外と重要なアイテムなのです。