小物やペグなどを最初に片づけてテントをまとめやすいようにしておく

楽しいキャンプが終わったら撤収となりますが、この撤収作業をいい加減にすると、テントを傷めたり次回使う時に面倒なことになったりしますので、後々のことを考えて丁寧に行うようにしましょう。
そのためにも、まずテント自体をたたむ前に、しっかりとテントの中や周囲の小物やペグなどを片付けるようにします。
何かが残っていると、たたむときに邪魔になるばかりか、テントを傷つけたり穴を開けてしまったりする原因になりかねません。

また、小さなほうきを持参して、テントの中に入った砂などを掃除しておくことで、次回使う時に気持ちよく使えます。
そして、撤収作業に取れる時間や天候にもよりますが、できるだけテントやフライシートなどを乾燥させてからしまうように心がけます。
そのためにも、早めに片づけを済ませて、空気を通すようにジッパーを開けた状態で置いておくと良いでしょう。

たたむ大きさに注意して収納していく

テントの形状にもよりますが、楽にたたんでいけるように、たたむ寸前まで2つくらいのペグを刺したままにしておくと、風が吹いても流れることなく安定した状態で撤収できます。
テントをたたむ時には、ジッパーの下の部分を開けたままにしておくと、湿気を出すのにも役立ちますし、たたむ時に溜まった空気を追い出すのにも楽になります。

収納袋のサイズを考慮して、テントを折りたたむサイズを決めますが、たいていの場合はペグを入れる袋と同じにすると上手に収納できます。
フライシートを折りたたむ時には、長方形になるようにまとめていって、それぞれの角を引っ張りながらしわを取るようにして折りたたんでいくと、かさばることなく上手にたためます。

テントを折りたたむ時には、ついすでについている折り目に従ってたたんでいきたくなりますが、できるだけこれは避けた方が良いでしょう。
というのも、いつも同じ折り目でたたんでいくと、その部分が弱くなってしまって、水漏れや裂けの原因になるからです。
多少面倒になりますが、別の形で折りたたむようにします。

ポールをしまう時に注意したいこと

ポールを抜く時に多くの人は引き抜くようにしてテントから取っていますが、逆にした方が良いのです。
つまり、押し出すようにしてポールを抜きます。
というのも、引き抜くようにすると、ポールのつなぎ目が引っかかって抜けづらくなったり裂け目を作ってしまったりすることになるからです。

また、折りたたむ時には端からたたんでいくのではなく、最初に真ん中を折って、それから端をたたんでいくようにします。
こうすることで、中に入っているコードを傷つけずに済みます。