キャンプ中の食器洗いのコツ

わずかな汚れならウェットティッシュを活用しよう

おつまみを載せただけの食器やパスタを茹でただけの鍋など、油の汚れがひどくない場合、わざわざ食器洗いをしなくてもウェットティッシュを活用すれば簡単にさっと汚れをふき取れます。
キャンプ場は自宅ほどキッチン設備が整っているわけではなく、お湯でしっかり洗うことも難しいものです。
そのため、洗わずに済む食器はできるだけ洗わない工夫をするのがおすすめです。

ウェットティッシュを選ぶ際には、殺菌作用のあるものを選びましょう。
汚れをふき取るだけでなく、雑菌もしっかり除去できるため、食事を盛り付ける前の皿を消毒する際にも使えます。
しかも食器や鍋を拭くだけでなく手指消毒などにも使うことができ、キャンプ場では大活躍してくれます。

食器にラップをかけて使えば汚れない

油で汚れた食器をキャンプ場で洗うことは、簡単そうで意外と難しいものです。
油による汚れは、お湯を使わなければなかなか落ちません。
キャンプ場での食事を堪能したいけれど食器が汚れるのはできるだけ避けたいという人におすすめなのが、食器にラップを掛けるという方法です。

カレーやステーキなど油で食器が汚れやすい時には、食器の表面にラップをかけたうえで、その上に食事を乗せましょう。
そうすれば、食後にはラップをはがすだけでOKです。
食器はきれいなままですし、食器洗いの手間や時間も必要ありません。

ただし、ラップを使う方法は汁物と相性があまり良くないという点や、温度の高いものを乗せた時にラップが溶けてしまう点でリスクがあります。
そのため、ラップを選ぶ際にできるだけ耐熱温度が高いものを選ぶと同時に、汁物には使い捨てのカップを使うなど工夫するのがおすすめです。

油汚れにはお湯をかけたりステンレスたわしを活用

油汚れを洗い落とすには、お湯を使う方法がベストです。
油によるベタベタは、いくら洗剤を使っても冷水だけで洗うのではしっかり落としづらいものです。
その理由は、調理に使う油は温度が下がることによって冷えて固くなるからです。
この状態でウェットティッシュを使っても、しっかり落とすことはできません。

そこでおすすめなのが、お湯をかけるという方法です。
キャンプ場の調理場ではお湯が出ないこともあるため、鍋でお湯をたっぷり沸かしたうえで、それを鍋や食器など油汚れが気になるものへかけて油を溶かしましょう。
その上で洗剤を使って洗えば、無理することなくすっきりと汚れが落ちてくれます。

鍋にこびりついた焦げなどは、いくらお湯をかけても取り除くことはできません。
キャンプ場での調理では、火力をうまく調整できないために鍋が焦げてしまうことが少なくありません。
そうした焦げは、ステンレスのたわしを使ってこすり落とす方法がおすすめです。
家庭で使うスポンジでは十分に落としづらいので、ステンレス製のたわしを選びましょう。