メスティンとは?使い方と使用時の注意点

メスティンとは

キャンプで使用するグッズにはいろいろと便利なものがあり、使いこなせるようになるだけでもうれしいものです。
調理器具の中では特にメスティンが人気が高いので、使い方をしっかりマスターしておくと便利です。

メスティンというのは、アルミ製の取っ手の付いた四角い飯ごうのことで、ご飯を炊くだけではなく他の食材を蒸したり焼いたりすることも可能です。
大きさや製造しているメーカーによって価格はかなり違い、安いもので500円、高いものとなると3500円ぐらいするものもあります。
メスティンといえば、元祖とも言われるスウェーデンのトランギア社の製品が有名で、日本ではイワタニ・プリムスから発売されています。

まずはバリ取りをする

メスティンはメーカーによって製品の仕上がりにも多くのバリエーションがあります。
コゲがつきにくいようにアルマイト加工されているものは多少値段が高めですが、扱いやすいというメリットがあります。

メスティンを購入したら、まずは「バリ取り」が必要かどうかを確認しましょう。
メスティンの中には本体の縁がギザギザになっているものがあり、使い始める前にバリ取りをしなければなりません。
ギザギザを滑らかにするのがバリ取りの作業で、道具としてはヤスリや耐水ペーパーなどが使われます。

耐水ペーパーを使ってバリ取りをする場合、#400と#1000のものを用意します。
最初に#400で縁のギザギザを削り、さらに滑らかになるように#1000で仕上げをします。
このとき、必ず軍手をするのを忘れないようにしましょう。

アルマイト加工がされていないメスティンであれば、シーズニングをしておくのもおすすめです。
シーズニングというのはアルミの表面に膜をコーティングする作業のことで、お米のとぎ汁を使用します。
やり方は簡単で、メスティンがすっぽり浸かるぐらいの大きな鍋の中にお米のとぎ汁とメスティンを入れ、15分ほど沸騰した状態にしておくというものです。
メスティンの取っ手にゴムが付いているタイプの場合は、ゴムを外してからシーズニングを行いましょう。

メスティンを使った料理

メスティンはご飯を炊くために考案されたグッズですが、ある程度の深さがあるのでご飯以外の調理も簡単にできます。
スパゲティを茹でることもできるので、ツナ缶などと組み合わせて美味しいパスタを作ってみましょう。
メスティンを使えば茹で汁を捨てる必要もなく、とても簡単です。

本体とフタを別々に使えば、本体でスパゲティやそうめんを茹で、フタで焼き物をすることもできます。
さらに、豚バラブロック肉を使った煮豚や蒸し物など、メスティンの使い道は無限です。
蒸しものをする際には別売りのメッシュトレイを使用しましょう。