初心者向け!メスティンでできるお米料理

まずはメスティンで白米を炊いてみる

メスティンというのは四角いフタ付きの飯ごうのことで、1925年にスウェーデンで創業されたtrangia(トランギア)というメーカーが発売したのが最初です。
収納性もよく、使いやすくてメンテナンスも楽なので、キャンプが趣味の人は必ずひとつは持っておきたいアイテムです。
コンパクトな作りでありながら大容量なのもメスティンの大きなメリットで、それ以外にも熱伝導率が高いという特徴があります。
メスティンを使えば食材を煮たり焼いたり、あるいは揚げたりすることも可能です。

メスティン料理の基本中の基本ともいえる白米は、火加減に気をつければかなり美味しく炊くことができます。
用意するのはお米1合と水200mlで、まず最初にお米を水で洗い、メスティンに水200mlとお米を入れておきます。
この状態で1時間ほどお米に水を吸わせたら、20分ほど火にかけて出来上がりです。
加減が強すぎると焦げてしまいますので、注意しましょう。
家では炊飯器でしかご飯を炊いたことのない人も、メスティンで白米を美味しく炊ければ感動するに違いありません。

炊き込みご飯にチャレンジ

基本の白米が上手に炊けるようになったら、炊き込みご飯にもチャレンジしてみましょう。
炊き込みご飯に入れる具材は自由で、自分の好みに応じて具材を調節することが可能です。
例えばシーフードピラフの場合、お米1合と水200mlの他にシーフードミックス100gとミックスベジタブル、コンソメスープの素、おろしにんにく、白ワイン、胡椒、バターを用意します。
バター以外の材料をすべてメスティンの中に加え、20分加熱した後、バターを加えて中身を混ぜ合わせ、約10分蒸らせば完成です。

同じ要領で、きのこの炊き込みご飯などもできます。
きのこの炊き込みご飯の場合には、コンソメスープの素ではなくて醤油小さじ1と昆布だしの素小さじ1を味付けとして加えます。
秋にキャンプをするなら、キャンプ場の付近で販売されている現地のキノコなどを購入して炊き込みご飯を作っても楽しいものです。

現地でオムライスも作れる

メスティンを使ってオムライスも作れるので、メスティンの使い方に慣れてきたらぜひ作ってみてください。
炊き込みご飯に加えるみじん切りの玉ねぎとベーコンは、あらかじめ油で炒めておきます。
メスティンにお米と水、炒めたベーコン、玉ねぎ、ケチャップ、胡椒を加えて20分間火にかけます。
溶き卵をご飯の上に回しかけ、フタをして余熱で10分ほど蒸らします。
食べる時は上からパセリを散らすと本格的です。

ドライカレーも、メスティンで簡単に作れるお米料理のひとつです。
ひき肉やカレールーなども全部混ぜてメスティンに入れるので、手間がかかりません。