ロードバイクでしんどい登り坂を楽して走る

登り坂

近頃人気のヒルクライムは今注目のスポーツ

自転車を楽しむ人が多くなっている中で、バイクスポーツにチャレンジする人も増えています。
バイクスポーツ系のイベントも多くなっていますが、その中で「初心者」の方々に人気なのが、実はヒルクライムなのです。

ヒルクライムというのは、山や峠など、いわゆる坂道を上ることになりますが、山や峠を自分の力で登り切ったという達成感が魅力といわれています。
競争して上位成績になることも魅力ですが、この山を自転車で登り切ったぞ!ということが、自分への自信となっているのでしょう。

そんなヒルクライムですが、登坂を登るというのは本当に苦しいものです。
登坂を楽しく走る方法を理解すれば、ヒルクライムはもっと楽しくなります。

自分のペース配分を理解することが重要

平坦な道を気持ちよく疾走するというのではなく、ヒルクライムは上り坂を延々と昇っていくことになります。
どんなに体力がある人でも、上り坂を登り続けていれば次第に息が上がるのも仕方がないことなのです。
ずっとトップスピードで一気に上がろうとすれば、息がどんどん上がり乱れ、疲労してしまうのは目に見えています。

ヒルクライムがうまい人は、自分の呼吸が上がってきたことをよく理解しているため、息が上がっていても人と話ができる・・・くらいの感覚を持って走っているのです。
会話ができないくらいまで一気にペースを上げない感覚を理解することも大切なこととなります。

ハンドルの位置を変えてみると楽になることもある

登坂でどうしても呼吸が上がりすぎて苦しいという時、ハンドルの位置を変えてみるのも一つの方法です。
呼吸が苦しくなると胸を丸めて前傾姿勢を取りたくなります。

そんな時には、上ハンドルを握るようにすると呼吸が楽になることがあるのです。
手のひらでハンドルを握らず、上に置くような形にすると腕、肩が楽になります。
腕や肩が緊張していると呼吸しにくくなるので、ハンドルの位置を変えて肩や腕をリラックスすることを考えてみましょう。

ペダルの回転数を意識して走ってみよう

平坦なところを走るときには惰性で進むこともできますが、ヒルクライムは惰性で進むことはなく、常にペダルをこいでいなければ止まってしまいます。
ヒルクライムは、平坦な道でずっと加速しているのと同じ状態で走っているのと同じ感覚です。

ずっと重いギアのままで坂道を登っていると疲労してしまうので、ヒルクライムの場合は、最初から1段軽いギアにして、ペダルが空回りするような感覚で走るといいでしょう。
負荷が足にかかりにくいので、足が極端に疲労してしまうのを避けることができます。
心地よくペダルを漕げる回転数にしておくことで、疲労しにくい状態でうまく坂道を登っていけるようになるのです。