ロッククライミングの特徴と概要

山にまつわるアクティビティの中でも、特にハードなものとして知られているのがロッククライミングです。
ロッククライミングは「岩登り」「岩壁登攀（がんぺきとうはん）」とも呼ばれており、アメリカでは1940年代に盛んになりました。
人気の高いボルダリングは、このロッククライミングから生まれたスポーツです。

ロッククライミングは、大きく分けて「アルパイン・クライミング」と「フリークライミング」の2つの種類があります。
ほとんど自分の力だけを使って山を登るフリークライミングに加え、特に困難な場所で「エイドクライミング」を使用するのがアルパイン・クライミングです。
日本でロッククライミングが始まったのは1924年のこと、神戸市で結成された「ロック・クライミング・クラブ」が最初だとされています。

ロッククライミングの魅力

ロッククライミングの大きな魅力は、自分の力を試せることにあります。
登れるか・登れないかで自分の力量がはっきりわかるのがロッククライミングですから、登れた時の達成感はひとしおです。

ロッククライミングは自然との戦いというより、むしろ自分との戦いですので、何ができないか、自分の限界はどこにあるのかを明確に把握することができます。
例えば、今できないことでも、トレーニングによって3ヶ月後にはできるようになる可能性もあります。
課題を自分に課して、努力するのがロッククライミングの魅力だと言えるでしょう。

ロッククライミングはある意味パズルのような要素が多く、体はもちろんのことですが頭もかなり使わなければなりません。
ですから、日常的にロッククライミングをすることによって肉体だけではなく、いざという時の決断力など、精神面も鍛えることができるのです。
また、ロッククライミングを始めることによって、同じ趣味を持つたくさんの仲間と出会えるという楽しみもあります。
課題を共有することによって、達成できたときの喜びもまた仲間と共有することができます。

ロッククライミングの始め方

ロッククライミングを始めようと思い立ったら、まずクライミングシューズやヘルメットを準備することが大切です。
クライミングシューズは少しきつめのものを選べば、しっかりと力が入って動作がしやすくなります。

これ以外にチョークやテーピングなども必要ですので、買い揃えると同時に使い方もよく勉強しておくようにしましょう。
チョークは手が滑りやすくなるのを防ぐ効果があり、落下を防止するためにも必要不可欠なアイテムです。
登っている途中もチョークアップする必要があるので、チョークバッグも合わせて用意することをおすすめします。
テーピングによって指や関節などの保護をすることも忘れてはいけません。