鹿児島にある幻の浜「百合ヶ浜」

砂浜

サンドバー

サンドバーというのは潮の満ち引きによって、一時的に現われる砂の丘のことを言います。
浅瀬になった時だけ、周りより少しだけ高い砂の丘が陸になります。
有名なところではハワイのカネオ湾にあるサンドバーであり、エメラルドブルーの海の中に、白い砂の丘が現われます。
運良くその砂の丘が登場すれば、そこにビーチチェアを置いて座ったりして、思う存分景色を楽しめますよ。

サンドバーというとハワイは有名ですが、実は日本にもサンドバーはあります。
それが鹿児島最南端の島の与論島にあります。

与論島のサンドバー

与論島にも条件が合ったときだけ出現するサンドバーがあり、百合が浜で見ることが出来ます。
百合が浜の名前の由来は百合の花から取られたといわれており、百合のように砂浜が真っ白なのです。
青い海とのコントラストが綺麗であり、ハワイのサンドバーよりも美しいです。

百合が浜の砂浜は、風紋のように砂が波打っており、高い丘の部分だけ砂浜になっています。
砂浜の砂は独特の形をしており、星の砂と言われています。
星の形をしている砂であり、歳の数だけ持ち帰れば幸運が訪れると言われています。
見渡す限り白い砂浜と青い海と青い空が広がるので、きっと訪れるとすぐに気に入ること間違いなしです。
サンドバーは例年だと春から夏にかけて見ることが出来ます。

与論島は沖縄よりも僅かに北側に位置する島であり、行くなら鹿児島か沖縄経由で訪れます。
船を利用するなら沖縄か鹿児島から出発することになり、鹿児島からだと20時間近くかかります。
飛行機でも沖縄か鹿児島から行くことが出来、どちらからも1日1本か2本しか便はありませんのでご注意を。

透明度が高く綺麗な海

百合が浜周辺の海は、エメラルドブルーで綺麗ですが、さらには透明度も高いです。
砂底が見えるほど透明であり、光の加減によってはエメラルドグリーンにもなります。
これだけ透明で綺麗な海は、国内屈指です。
透明度がとても高いので、ボートで海に行けば、まるでボートが浮いているように見えます。
海が綺麗なので、スキューバダイビングなど、潜ってみてもとても美しい光景が見られます。

さてサンドバーを目当てにしていくなら、時期と環境を考えないとなりません。
サンドバーの出現するときは、気温が高くて快晴の日で、海の潮が大潮で引き潮の時と、これらの条件が揃ってないとなりません。
とはいってもこの条件を目指していくのは難しいかもしれませんので、運試しとしてついでに訪れるのも良いかもしれませんね。
また百合が浜では結婚式も挙げられるみたいで、綺麗な砂浜で一生の思い出を作るのも良いでしょう。
昼間もとてもきれいな場所ですが、夕暮れの夕日の出ている時期もオレンジに染まって綺麗です。